当社は、1928年に村の鍛冶屋として小野佐吉が創業。農業の機械化に伴うトラクターの爪の量産に取り組むなど、農業と地域の発展に寄与いたしました。 次いで、小野孟が1969年にハイテンションワッシャーの生産を開始。競合他社とは異なる製造方法にチャレンジし、1980年にはハイテンションワッシャー国内トップシェアの座を獲得しました。続いて小野衛は、量産技術のさらなる追求により、そのトップシェアカンパニーの地位を安定的なものとし、アメリカ輸出を中心に海外への販路を拡大。そして「ハイテンションワッシャーは人命を守る重要保安部品」であるという重責を担い、東京スカイツリー、新国立競技場、東京湾アクアライン、瀬戸大橋など、さまざまな大型プロジェクトに貢献してまいりました。
そして現在、ハイテンションワッシャーの国内シェア60%を占めるトップシェアカンパニーとしての使命は、市場への供給責任を果たしていくことと、さらなる品質の向上です。そのために、スマートファクトリー化への取り組みを進めています。創業から90余年、100周年を迎える「人の命を守る」ものづくり企業の責任として、この先の100年を見据えて、社会課題に挑戦し続けていきます。これまでの100年を紡いできたのも、これからの100年を紡いでいくのも 「人」に他なりません。「働きがいも経済成長も」実現できてこそ、持続可能な未来が拓けます。まだまだ発展途上です。私も後に続く者として、先達に倣って社会の期待に応え、常に新しい目標に向かって挑戦し続けます。

昭和３年の創業から９０余年、人々の安全な暮らしを守るため、常に新しい技術を取り入れ、研鑽し、事業の拡大をしてきました。また、地域、社員とその家族の幸せのために改革を進めています。

私たちがつくっているのは「人の命を守る」製品であることから、徹底した品質管理を行っています。

そして、地域の人たちと共にあるために、地域の保育所や小学校の通学路にある工場へのトラックの出入りは、朝の通学・通勤時間をさけて行っています。「命を守る」使命を受けた私たちですから。徹底して安全に配慮をしています。

また、地域のイベントへも積極的に参加しています。地域の保育園・小学校への本の寄贈など、地域の皆様に還元できることを少しずつ。2022年には地元の推薦を受けて岡山市に貢献した企業として表彰されました。私たちの活動を見ていただけていたこと、評価していただけていたということが、何よりの喜びです。これからも地域との関わりを大切に活動していく励みになります。

最後に、社員と、その家族の幸せのために、法令を遵守し、働き方改革を進めています。また、製造現場では、必要な経験年数を満たしたプレスオペレーター全員にプレス作業主任者の資格を取得させて配置するなど、法令の遵守、社員の知識習得と技能向上、安全への取組みを継続しておこなっています。

私たちは、人々の安全な暮らしを守り、災害から地域を守ります。
持続可能な世界を目指して挑戦し続けます。

Nの文字に丸という、設立当時より用いているロゴ（ワッシャー刻印のアイコン）を踏襲しつつ、現代にブラッシュアップしました。そして3本のラインには、3方良しの想い（「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」）を込めました。